私たち起業家が事業を始める際、どの市場で誰をターゲットにして成功させるかには、いつも頭を悩ませていることかと思います。いきなり大きな市場で勝負しても大手企業に勝てる可能性は低く、ニッチすぎる市場だと、逆に利益にならないということも日常茶飯事。
本日は、そういった市場を分析する上で参考になる考え方を紹介します。
この考えを提唱しているのは、エブン・ペーガンという人物でマーケティングとオンラインでのビジネスにおける世界的権威です。彼は自宅の一室でオンラインのビジネスを始め、10年で年商は2500万ドルまで成長させました。 その彼が長年かけてたどり着いた「3つのニッチテスト」があり、このテストで3つともYESになれば市場で成功する確率が高いと言います。
まず一つ目は、
===================
その商品の見込み客は痛みや緊急、
または理由のない感情を体感しているか?
===================
人は痛みを感じていて、緊急な状態にある時というのは、情熱がある人よりも何かをする気になると言います。人間は買いたいと思ったものを買ってると思いがちですが、実は恐怖や欠乏感などから物を買いに出かけているのです。
次に、二つ目の質問は
===================
その商品の見込み客は何か問題の
解決策を自ら模索しているか
===================
もしも解決策を自ら探してなければ、顧客を説得する必要が出てきて、それにはお金と時間が非常にかかります。さらに、人は他人の考えに賛同して行動するよりも、自分の考えから行動をしたがるものなのです。だからこそSEO対策を含めたマーケティングは非常に重要になってくるとエブンは言います。
最後の質問は
===================
見込み客は彼らの見地からみて
オプションがあるかどうか
===================
もし、顧客にあなたの商品以外のオプションがあった場合、あなたは競合と闘わなければいけなくなります。 これら3つの質問すべてにYESと答えることができたら、、、
つまり、見込み客がなるべく痛みや緊急の強い感情を体感しており、しかも解決策を自分から探している状態。
さらに、自分の商品以外には、オプションがない状態であればニッチビジネスとして非常に好ましいものだと言えます。
あなたの商品はこれら3つの質問でいくつのYESを獲得できましたか?
ぜひチェックしてみてください。
それでは、また。
*
株式会社ビッグオー代表
執筆者 園田隆之