経営者であれば、少なくとも一度は思ったことがあるであろう悩み。それは、社員が仕事に熱中してくれないです。
モチベーション高く臨んでもらおうと、一人ひとりと飲みに行き、賞与を増やし、社内パーティや社員旅行を企画したり、、あなたは、社員がより会社と仕事に没頭してもらうために、様々な仕掛けを行っているかもしれません。
このように、ほとんどの経営者が日々、悩みを抱えるチームビルディングで国際的権威と呼ばれる人物がいます。彼の名はヴィシェン・ラキアニ。
彼は自社の会社で新しい取り組みをどんどん取り入れています。従業員に会社の利益を分配したり、従業員全員で毎日瞑想をしたり数々の斬新な試みが成功し、今では「世界でも最も民主的で働きやすい職場」に選出されるようになりました。
チームビルディングで成功した彼が、とある講演会で『7つの習慣』のコヴィー博士の言葉を引用していました。
「現在の人事制度はすでに時代遅れだ」その言葉を引き合いに、高度経済成長期や終身雇用が信じることができた時代と今は様相が全く異なっているということ。その変化した社会で生き残りをかけるため、チームがより成果を出すための10の戦術というものを彼はその講演会で発表しました。
その中の1つを本日はご紹介します。
この施策を実施して、彼の会社は1年間で利益が4倍に増加したと言います。
その施策の名は、「私達最高レポート」失敗を嘆き、批判する業務会議ではなく、出来た事をお祝いする会議を毎週開き、その週に功績を上げた社員を表彰します。
また、社内に鳴り響く鐘を用意し、売上の新記録や、サイトの閲覧数、ブロガーの掲載数の記録更新があると「私達最高の鐘」として鳴らします。
こうした小さな儀式によって、喜びを常に会社で創出するのです。
このほんの些細な出来事の積み重ねが、功を奏し、様々な著名人が会社の「私達最高レポート」を見学に来て世界的に評価される会社に成長しました。
そのきっかけはただ「社内会議をお祝いの儀式に変えただけ」とヴィシェンは言います。
賞与を増やしたり、慰労パーティを開いたりすることも効果はあると思いますが、この施策は何よりも「お金が一切かかっていません」
一切お金をかけることなく、社員が自発的に仕事への情熱を高めてくれるこのお祝いの儀式
あなたの会社のお祝いできることは何でしょう?
ぜひあなたの会社でも、費用ゼロで試してみてはいかがでしょうか。
それでは、また。
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株式会社ビッグオー代表
執筆者 園田隆之