あなたが起業家や経営者ならば「どれだけ稼いだか?」を成功指標にしている方も多いかもしれません。
しかし、中には「たくさんのお金を稼ぐこと」がゴールとなってしまっている方がいます。かつての私もそうでした。いかに稼ぐかにこだわり続け稼いだお金を貯蓄したりさらに稼ぐための投資をしたり、、
そんな当時、世界的にビジネスで大成功を収めた経営者たちが登壇するセミナーに参加する機会があったのですが、そこでは、私のお金に対する価値観を変えるきっかけとなった登壇者との出会いがありました。
彼女の名はリン・ツイスト。
資金集めと社会変革の国際的権威でクライアントにはマイクロソフトやジョンソン&ジョンソンなどが名を連ねるほどです。
「いかに資金調達で成功するか」を聞こうとしていた私は、そこでお金の価値観が変わりました。
さらには、当時の参加者で、1度も寄付をしたことがなかった大富豪が、初めて寄付をするようになりました。その額ざっと6,000万円。大富豪の習慣や行動さえも変えてしまった彼女の考え方とは・・・
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お金とは水の如く、流れることにより浄化され、成長と栄養を与え、世界をより良いものにできる。
お金は所有できず、一時、託されるだけで、多くの人が恩恵を受けるよう流す役割である。
お金は水の如く、それに群がり、執着して溜込むと水のように毒と化し病気をもたらす。
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この考え方を聞いた成功者たちは、今以上のお金を欲することばかり考えていたところが、実は今でも十分お金を持っているという事実に気づいた。
自分のところでため込もう、もっとお金を増やそうとばかり考えていたが、自分のところに一時的に預けられているだけで循環させる必要があると気づけた。と、口を揃えて言っていました。
私たち起業家や経営者はまずは稼げるようになることが先決だと思います。
ただし、稼いだ先。お金とは水のようなもので流れを止めると腐ってしまうと考えたとき、私たちはお金への意識や行動を変えていく必要があるのかもしれません。
この教えを受け、現在、私は若手起業家に資金を提供し、寄付を行い、自分の稼いだお金を循環させるように努めています。
あなたは、稼いだ後、どのようにお金を循環させたいですか?
ぜひ考えてみてください。
それでは、また。
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株式会社ビッグオー代表
執筆者 園田隆之