あなたがビジネスで大きな成功を収めようと思った場合、様々な人を巻き込みながら目標を達成しなければいけない瞬間が出てくるかと思います。
その場合、影響力が必要になってくる訳ですが、その影響力を発揮するために普段から、どのようなコミュニケーションを心がけているでしょうか?
本日は、より大きな影響力を発揮したコミュニケーションが求められるビジネスパーソンにとって非常に参考になるであろうレス・ブラウンを紹介します。彼は高校以上の正式な教育は一切受けることができずに育ちました。ですが、新しいスキルを学び続け、今では人間の潜在能力を引き出すトレーナーとしての地位を確立させます。
そして、今やレス・ブラウンは世界で、最も素晴らしいスピーカーの一人になり、世界のフォーチュン 500 企業や団体で講演を重ねるほど有名になりました。
その彼が、「影響力のあるコミュニケーター」になるためのステップを紹介していますが、本日はその中でも最も強力な一つを紹介します。この考え方は、コミュニケーションという点において1対1の対面に場面を限定しません。この考え方を身に着けるだけで
・対面コミュニケーション
・パブリックスピーキング
・セールスライティング
・広告マーケティング
etc、、、
かなり広く応用をすることができ、様々な分野のコミュニケーションで大きな影響力が手に入ります。その考え方とは・・・
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聴衆は3つの質問を持っている
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具体的には以下の3つの質問を聴衆(顧客)は持っているとレスは説明しています。
その3つとは、
(1)「あなたは誰?」
(2)「あなたは何を持っているの?」
(3)「なぜ私はあなたに興味を持つべきなの?」
そもそも聴衆があなたのことを、知らないところから信頼関係を構築しなければなりません。そのために、あなたが何者で、どのようなスキルや実績を有し、聴衆にどのようなメリットを、与えることができる人物なのかを説明する必要があります。そして、特に重要なのが(3)です。
一見(2)と(3)は同じように見えるかもしれませんが、主語を自分にして、英語に置き換えてみると理解がしやすくなるかと思います。
(2)I have ~
→私は~を持っている
(3)I make you ~
→私はあなたを~に変化させる
(2)の場合、相手はいません。
あくまで主体は私です。
一方、
(3)の場合は、相手の変化が主体になります。
人は常に、「自分にとってどんなメリットがあるのか?」を意識的にも、無意識的にも求めています。だからこそ、「影響力のあるコミュニケーター」になるためには、相手を主体としたコミュニケーションが必要です。
・あなたが誰かとコミュニケーションをとる際に相手に与えることができる恩恵やメリットは何ですか?
ぜひ考えてみてください。
それでは、また。
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株式会社ビッグオー代表
執筆者 園田隆之